1977-11-02 第82回国会 衆議院 決算委員会 第6号
当初の約束であった、占領接収がなかったら、当然に自作農創設特別措置法によって農地として払い下げられたはずである、農地法第六条第一項によっても、県がこの土地を所有するのは不当であり、早急にわれわれに売り渡してほしい、国有財産の処分については、利用権者の意見を尊重せよという衆議院の議決や国有財産中央審議会の答申の趣旨が生かされるならば、われわれを不法耕作者とは、なし得ないはずである、富士吉田市随一の高原蔬菜団地
当初の約束であった、占領接収がなかったら、当然に自作農創設特別措置法によって農地として払い下げられたはずである、農地法第六条第一項によっても、県がこの土地を所有するのは不当であり、早急にわれわれに売り渡してほしい、国有財産の処分については、利用権者の意見を尊重せよという衆議院の議決や国有財産中央審議会の答申の趣旨が生かされるならば、われわれを不法耕作者とは、なし得ないはずである、富士吉田市随一の高原蔬菜団地
御承知のように北富士払い下げ地二百十四ヘクタールのうちには、昭和十六年以来開墾をし、粒々辛苦の末にいまようやく蔬菜類の高生産を上げるようになった、富士吉田市にあっては随一の新屋部落の高原蔬菜団地が存在しています。御承知のとおりです。また、梨ヶ原には忍草入会組合の牧草の栽培地などがあることも御承知のとおり。これらすべての農民はほとんどが自作農業をもって生活基盤としております。
こういうふうになり、また近郊地あるいは北海道等においてはタマネギその他の増産が行なわれ、高冷地においては、土壌の状態に即応して高原蔬菜の栽培が行なわれて相当多角化しておる。ところが、北海道のタマネギはブルドーザーでかき捨てておる。九州のミカンは腐り果てておる。津軽方面のリンゴは一箱三百円でたたき売っても買い手がない。私どもの鳥取県のナシは、一箱農家の手取りが二十世紀で四百円あまりであります。
この地帯は、特産である高原蔬菜を産出する地帯でございまして、京阪神あるいは東京地方における生鮮蔬菜の一大給源地になっておるのでございまして、最近は、レタス一箱千円以上もする、こういった状態のもとに、出荷直前の結実まぎわの畑が、もう見るもむざんにピンポン玉の大きさのひょうによって痛めつけられたわけでございます。
しかるに戦時における生産増強の要請に伴つて、この地域における資源開発がとみに期待されるようになつてからは、諸種の施策が講ぜられて、遂に昭和二十年一月、長年の宿願であつた国鉄長野原線の開通を見て、鉄鉱石、硫黄、林産物及び高原蔬菜等の重要物資が搬出せられるに至りまして、この地域の開発はようやくその緒についたのであります。
群馬縣吾妻郡の西部は、林・鑛・農産物年産數百萬トンに及び、同郡長野原町、嬬戀村、草津村の木材は年産三萬トン、薪炭二萬トン高原蔬菜は三萬トンを産出するが、これらの輸送は、草輕電鐵と國營バスにより長野原經由で行つている。しかし草輕電鐵は輸送力きわめて僅少で沿線の貨物すら各驛に滞貨し、國營バスは車輌老廢と道路の粗悪に輸送力が少い。